21世紀オイルショック?
通関関係の仕事をしていると
よく、輸入運賃に関してfuel surchargeのお知らせなどが、請求書に挟まれていたり、FAXで送られてきたりなどする。その度に「ああ、またか・・・」という気持ちにさせられる。
2~4ヶ月に1度くらいはあるだろうか。私の会社でISO取得に向けて、いろいろ準備してまして、その中に、輸入コストの削減についていろいろ思案しなければならないところなのにこれではどうもこうも交渉が難しい。
交渉して、ある程度価格を下げてもらったところで、すぐfuel surchageが値上がりすれば、交渉も意味が無くなったりしています。業者も努力はしてもらってるみたいなので、ますます難しいところはあるだろう。
原油の高騰の理由に、中国での需要の急増や、OPECでの生産規制などが挙げられますが、どこに原因があるかというのは明確になっていないところがあります。(IEAは、OPECの方を理由に挙げているが。)当座の回避策としては、備蓄量とOPECによる増産決定によるしかないところですが、結構、原油の高騰は国内総生産(GDP)にも響いてくる。つまり、GDPが低いとそれだけ景気回復も遅れるわけで・・・・・・。なんやら、上の方でガチガチ言ってるなぁ?くらいの感覚じゃなく、本当に切実な問題としてみていかなければいけないのじゃないかなーと漠然と思います。
いろいろ紐解いていくと、末端にいる私たち、一般市民に結構な影響が出てきますし、現に出てきています。車などを所有の人には燃料油の価格で実感するところもあるでしょうし、株価の下落もありえます。
私たちに何ができるだろう?と言われても即効性のある行動っていうのは難しい。そこで、誰もが盲目になって、誰かに委託しすぎになっているのかもしれない。どうしようもないと思い込んで。
なので、行き着く先の問題は巨大ですが、一人一人が、無知にならず、せめて意識・自覚は忘れないでいたいものです。
●参照HP●
海外エネルギーニュース
http://info.hokushinshohin.co.jp/shohin/me/eee/newslog/opecnews200409.htm
この記事へのコメント
真面目にレスをすると、昔にくらべリサイクル意識が強くなってきているし、また、情報の錯綜もなさそうだし、トイレットペーパーはなくなることはなさそうですね。